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エピソード123 No-No Boy part2

金森幸介は「村上春樹はんのスピーチ、聞いたか?まったくおっしゃる通りやで。
ほんま同感の極みや。是非とも聞いてみてごらん」と電話の向こうで私に言った。
すぐさま私はインターネットで検索し、そのスピーチを探した。
村上春樹氏は3月11日直後に金森幸介が私に語った意見とほぼ同様の見解を示していた。

バルセロナで行われたカタルーニャ国際賞の授賞式にて、村上春樹氏は長いスピーチの中で、
広島、長崎への原子爆弾投下を福島原発事故に投影し、
「我々は被害者であると同時に加害者でもある」と述べていた。そして
「私たち日本人は核に対する"No!"を叫び続けるべきだった。それが僕の個人的な意見です」
とも述べたのである。
そう、我々はなんどもなんども命を懸けて"No!"と叫び続ける"No-No Boy"でなくてはいけなかったのだ。
うんと扱いづらい奴らでなくてはいけなかったのだ。
しかし、村上さんが総理大臣になってくれたらエエんやけどなあ。
羽田元首相に似てはるけどね。省エネスーツの・・・
村上氏のスピーチのノーカット版はは動画サイトなどで見ることが出来ると思いますので
良かったら探してみてごらん。

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