エピソード34 新春ラモーンズだも~ん

ピッタリ一年間のご無沙汰でした。みなさんお変わりございませんか。
ってご無沙汰にもホドがあるっちゅうねん。

しかしまあ、最近金森幸介が歌っている「ピート・タウンゼント」には驚きました。
もしかしてものすごい名曲ではないでしょうか。

「ピート・タウンゼントみたいになりたかったんだよ~ ハーモニカも欲しかったんだよ~
腕をグルグル回したり ジャンプしたりしたかったんだよ~」
とまあ、そんな感じの歌かな?小沢昭一かい!
みなさんご存知だとは思うけれど、ピート・タウンゼントはThe Whoのギタリストである。
三木のり平にちょっと似てる。
確かにThe Whoのサマータイムブルースはかっこいい。
キャプテンヒロ&スペースバンドのよりちょっといい。
なんせ後年、ゆるゆるパンツで秘め事ビデオを流出されたフジマルさんと
なぜかファッションプロデューサーになったヨモさんのバンドである。
大きな星印がついたカラフルな燕尾服みたいな衣装を着てはったけど
バンマスは後年「つのだ☆ひろ」に改名した。星好きやな~。
「あの暑い夏がまたやってく~る~」ときたもんだ。

「ジョン・エントウィッスル」って曲もいいかも知れない。
サマータイムブルースではボスや親のいや言パートを低音で歌ってたベーシストである。
「俺はジョン・エントウィッスル ギターを叩き壊す奴や
マイクを振り回して音響さんに叱られる奴に囲まれてヒヤヒヤの毎日さ~
ドラムの奴は無茶し過ぎて早死にしたけど 俺は神経使いすぎて死んじゃったよ~」
ジョンのソロアルバムも良かったよなあ。

金森幸介はピート・タウンゼントみたいになりたかったのである。
気持ちは痛いほど分かる。僕だって今でもジミヘンみたいになりたいのだから。
でも、その想いを50過ぎの男があんな曲にできるなんて驚きである。

年末のさんくすホールで金森幸介からCDを貰った。
ラモーンズのベスト盤「ラモーンズマニア1・2」である。20曲づつ40曲入っている。
一緒にチック・コリアも貸してくれたけど、どんな組みあわせで聴いとんねん!
彼とは長い付き合いだが、ラモーンズマニアだったとは知らなかった。
きっと彼はラモーンズみたいにもなりたかったのだろう。

Tシャツ、皮ジャン、ジーンズ、スニーカーがユニフォームの彼ら、
全員ラモーン姓を名乗っている。ジローズみたいなもんである。
「♪俺はラモ~ン 君もラモ~ン みんなラモ~ン 俺たちゃ陽気なラモ~ンズ」
というテーマ曲にのって登場する。のはウソである。
ニューヨークパンクの先駆けといえるのだろうけど、彼らの曲はみんなポップである。
一曲一曲がとても短くて潔い。映像なしだとビーチボーイズだと言われても違和感ない。
やっぱりみんな早死にしちゃったけど。

金森幸介。充分ピートにもラモーンズにもなっていると僕は思うし、
金森幸介みたいになりたいと思っているミュージシャンだっていっぱいいるはずだ。
淡々と弾き語りする佇まいのその向こう側にウィンドミル奏法してる彼が見える。
高く高くジャンプしてる彼が見える。
でも早死にだけはしないでね。ってピートはまだ生きてるって。