エピソード50 決定!史上最強

年末年始に少しボンヤリできる時間があったので、
まあ、のべつボンヤリしてるじゃねえかといわれれば、返す言葉もありませんが...
久しぶりに長時間インターネットにアクセスしておりました。
以前からよく閲覧していた知人のサイトがあるのですが、
今回始めて腰を据えて読ませてもらいました。
サイトの発信者である彼は、名古屋のフリーコンサートの中心的人物で
もちろん金森幸介の知り合いでもあります。
私はこのホームページのファンなのです。

サッカーと音楽と彼の日常について、個人的な考察を交えて綴られている。
まず、文章がとんでもなく達者である。
文体もボキャブラリーも私に非常にフィットして心地よい。
ほぼ同じ世代だと思うのでシンパシーを感じるのも当然かも知れないけど、
好きなものを好き、イヤなものをイヤと言いきるのは思うより難しいものである。
「ピュアな表現」に色んな条件がくっついてくるのが私はニガテだ。
でも彼の文章は私にとって「純粋なピュア」なのである。
「頭痛が痛い」「本当にリアル」「助平なエッチ」みたいな流れである。か?

去年の9月25日のコラムは「史上最強のロックバンド決定!」と謳われ
そこで彼は「金森幸介&ザ・メロウ」を選定している。
正式には「1985年の夢一番のリハーサルで、"Life goes on"を歌う
金森幸介&ザ・メロウ」なので、ああ刹那...ではあるけれど。

バンドに関わった一人としては、それが妥当かどうかはわからない。
でもこの国がバブル経済に向かって猪突猛進、一億総浮かれポンチの時代。
誰も音楽なんてちゃんと聴いていなかったあの頃に
総勢10人を超えるバンドで活動していたというのは
史上最おバカなバンドだったことは間違いない。

ドラムが二人、ベース、ペダル・スティールギター、ギターに至っては
何人いたのかはっきり思い出せない。サウンドをまとめる音響担当者を含め
規格外のビッグバンドだったのである。
ライヴやリハーサルの段取り、連絡などは金森幸介一人が仕切っていた。
想像を絶するややこしさである。
当時既にソロシンガーとして不動の場所にいた彼にとって
手弁当、ギャラもほぼ持ち出し...と何重苦をも抱えたバンド活動など
傍目には狂気の沙汰に思えたはずだ。フリコン運営なども含めて。
でも彼はやった。狂気と侠気を携えて金森幸介とThe Mellowは歌った。
そんなバンドに少しでも関われたことを私は死ぬまで誇りに思うだろう。

今、私は迷いなく金森幸介を「史上最強のポップシンガー」に選定する。
でも本人からはまた「そんなエエもんやないがな。金欲しいがな」
なんて軽くいなされるだろうけど。