エピソード54 深夜プラスワン

最近、金森幸介と私は夜に密会することが多いのです。
というかほとんどが深夜なので密会というムードになってしまうのであります。

当然、我々がコーヒーなどを飲むお店も限られてきた昨今である。
このコーナーのサブタイトル”ドーナツ・ショップにて”はもはや偽りの看板になりつつある。
せめて午前2時位までやっててくれるドーナツ・ショップがあれば良いのだけど。

「からふね屋」は24時間営業であるが、コーヒー450円は年金交付もなく稼ぎも少ない
我々前期高齢者にはちと敷居が高い高級店なのでお盆と正月くらいしか行けない。
なじみの豊中インター近くのG湯も入湯料金が20円値上がり、我々をとりまく
ちーさな経済状況も行く末恐ろしいムードが漂ってきたようである。
でもG湯のエブリデイズ・カンファタボーな居心地のよさは
まだまだそのコスト・パフォーマンスにケチがつくほどではない。
しかしこのG湯、パンフに「昼は露天風呂から生駒の山並みが見える」とある。
さすがにそれは筆が滑ったというか、高さ5メートルほどの壁をよじ登れば可能かも知れないが
股間をモルタルの壁で血だらけにしてまで生駒の山並みを見ることにどれほどの価値があるか
私には判断できない。

以前ご紹介した「異常温度空調の店」箕面Aコーヒーも悪くはないが、なんせ異常空調である。
寒いか暑いかである。ちょうどええ塩梅の中間はないんか!
っちゅう話で、私と金森幸介はいつも首をかしげるのである。

そこで最近デビューを飾ったのが真打ち「ドトール・コーヒー」である。
ここも終夜営業のセルフ・ガソリンスタンドにくっついている店である。
開店時間に驚きます。「午前4時開店」 なんでやねん!
しかも開店の午前4時を過ぎてドアの前に立ってもドアはウンともスンともいわない。
店内は照明が煌々と輝いているというのに...
しばらく我々がキョロキョロしていると、角野卓造に似たおじさんが奥から出てきて
自動ドアのスイッチをおっとり刀で入れてくれるのである。
くわえタバコで...ガソリン・スタンドやっちゅうねん!
コーヒーを注文すると「今からお淹れしますので、少しお時間いただけますか?
いや、一時間も二時間もお待たせしませんが」と必ず言うのである。
我々は東京ディズニーランドのスプラッシュ・マウンテンの時間待ちをしてるわけではないのだ。
「コーヒー一杯に二時間も待てるか!」とか「開店時間には鍵開けとけよ!」とか怒ってはいけない。
我々には金はないが、時間はたっぷりあるのだ。特に深夜は。のんびりいこうじゃないか。
そう、今は深夜プラスワン 

明け方の別れ間際にまたまた金森幸介がDVDを貸してくれた。
言わずと知れた大人物タカハシさんものである。
タイトルは「飛鷹楽隊」
もうお分かりですね。若い血潮の予科練の~ EAGLESでした。
タカハシさん、今回四川省などにお出向きではなかったでしょうか。少し心配です。