エピソード74 湯けむり情話

我々のホーム銭湯である名神高速豊中インター近くのG湯でのエピソードは
それこそ腐るほどここでご紹介させていただいた。
終日営業年中無休、エブリデイ、エブリタイム、カムカムエブリバディなのであるからして
当然湯船にはいつもお湯が満たされていることになり、
開店以来お湯の入れ替えは一切行われていないと推測される。
ロスを省く見上げたエコ観念である。
常連である我々の身体から染み出たダシ汁も結構な比率でお湯に溶けているに違いない。
もしここに温泉成分表があれば「コースケ酵素0.05% ヒロミネラル0.06% 効能 勃起不全」
なんて表示されるであろう。

これまでご紹介したエピソード通り、G湯はとてもナイスな銭湯である。
うどんコーナーから漂い、辺りを支配するカツオダシの匂いも素敵だし、
男湯の入り口横にある60cmほどしか高さのない「事務室」と記された謎の扉も興味深い。
リリパットの事務員が中で仕事をしているのかも?と思うとゾクゾクする。
ここの低温湯船は我々のフェイバリット湯温をいつもキープし続けてくれているし、
浴場にはいつもうっすらとイージーリスニング・ミュージックが流れている。
黙々と身体を洗うオッサン達のメタボ腹や吹き出物だらけの尻などの眺めに
「君の瞳に恋してる」やバリー・ホワイトの「愛のテーマ」なんかがベストマッチで情緒あり。
そのまま環境ビデオとして発売してほしいくらいだ。ハイビジョンで。できればブルーレイで。
「フグリのシワまで鮮明に」なんてキャッチコピーを今考えた。

しかしそのG湯にもひとつだけ欠点がある。
それは1Fの脱衣場から風呂場のある2Fに行く為に階段を上らなければならないことである。
「別にいいじゃん」とお考えの諸氏もいらっしゃるだろう。
確かにその階段を上れば極楽のごときお湯が我々を待ち構えているのである。
「天国への階段」といっても過言ではない。
しかし想像して下さい。階段を上りつつ、顔を上げればそこには見知らぬオヤジの
見知らぬ尻ッペタが、見知らぬ裏お稲荷さんが、見知らぬシリアナ海溝が...
知らぬ同士が小皿叩いてチャンチキおけさを踊ってる場合ではないのである。このばやいは。
いや見知った尻でも決してうれしゅうはございません。
いつも私と金森幸介はこの階段を上る際、横一列で上ることにしている。
縦列登段では上でも下でも不快であることは火を見るよりも明らかだからである。

という話を以前友人にしたところ、「名古屋や京都の市内にはもっとすごい銭湯がありまっせ」と
おしえてくれた。なんでも繁華街のど真ん中のビルで営業している銭湯だそうで、
同じように1Fの脱衣場から風呂場のある2Fに上がるのになんとエレベーターを使用するらしい。
素っ裸の男が何人も...窮屈なゴンドラが揺れるたび...人数分のブラブラが...
二人だったらブラブラ...三人だったらブラブラブラ...byドリカム...
定員8名の密室に定員きっちりの裸男...ああきりたちのぼるメンズ・スメル...
う~んマンダムbyブロンソン...これがほんまの「体臭浴場」
「体臭欲情~っぅ!」なんて系列の趣味をお持ちの殿方もおられるに違いない。良くない。
そこへいくとG湯のStairway to Heavenにはまだ逃げ場がある。良かった。
しかし、そんな裸男祭りエレベーターが故障して長時間閉じ込められたりしたら...
想像するだに恐ろしい。「裸だったら何が悪い」byクサナギ いややっぱり良くないッス。
でも止まったエレベーターがスッポンポンギャルでマンパイ(ダブルミーニングではありません)
のおんな湯ゴンドラだったら...
想像するだにうれし恥ずかし朝帰りbyドリカムである。
早速シンドラー社に入社してエレベーター点検員になりたいと考える私であった。

今回はエロネタに終始しちゃいました。反省してます。
「いつものこっちゃないか!」ですって?
こりゃまたエローすんません。