エピソード8 7月のトホホのホ

もうすぐ7月も終わろうとしている。
相変わらず世間はトホホのホである。
金森幸介も私も例外ではなく、ものすご~くトホホのホである。

その夜も相も変わらずドーナツショップでヘラヘラした我々はその足で深夜の銭湯に向かった。
車内の話題もトテツもなくヘラヘラしたものだった。
バイアグラという医薬品についての会話に没頭していたのだ。
そうテレビCMでサッカーの神様ペレが「あなたの男性機能があなたを裏切り始めたら..」
と深刻な形相で語りかけるアレである。
はっきり言っておくが、我々はEDに悩んでいる訳ではない。
坂本の赤マムシもトノスも金蛇精も必要ないほどいつもナイスショット、ナイスインなのだ。
別にお互いのナイスショットを確認した訳ではないけど..
では何故興味を惹かれるのか?
日本では服用にあたって医者の処方箋を必要とされるという点だ。
我々の興味は病院でのその検査はいかなるものか?ということなのだ。
要するに実験人間ダミー・オスカー風に言うと”エレクチォ~ン”しないことを確かめて
「はい!あなたは立派に男性機能に裏切られています」というお墨付きを頂ければいいのだろうが、
問題はその確かめ方でありますよ。
我々の妄想はその後とんでもない方向に走ってしまうが、ここでは言いますまい。
しかしまあペレ氏の言う、下半身=男性機能っていうのもなんだかトホホである。

とかなんとか言っているうちに銭湯に到着。
いつもながらに「エエ湯だす~!」なんて露天風呂でホッコリ。
湯からあがると、脱衣場のテレビで世界水泳の男子100m平泳の決勝が放映されている。
期待の北島君がなんと金メダル&世界新!
世間はトホホのオンパレードだが、立派な奴もいるもんだ。
「名前がエエよなあ。コースケ君!」とここにもトホホ。
我々は湯上りのスッポンポンで片手を腰にあてて”強い子のミロ”をゴキュゴキュ飲みながら
北島選手の健闘を称えた。その股間にも金メダル..なんちって。
「銭湯に来る前に二人でバイアグラ飲んでたら、えらいこっちゃろなあ」
なんて、トホホにもほどがある。ケロンパのカチンコチン体操やないねんから。

”阪神優勝”がどこかの個人によって商標登録されていて、当のタイガースが使用するには
使用料を支払わなくてはならないらしい。
銭湯からの帰り、「俺も”幸介グラミー”とか登録しとこかな?」とホザく金森幸介。
その前にせめて一週間に一日くらい仕事せんかい!

去年、ヴィレッジ・シンガーズを語って素人のど自慢の審査員なんかしてサギで捕まった奴がいましたが、
昨日、定食屋で昼食を摂っていますと、テレビから
”同じ主催者が今年はホンモノを招いてリベンジ!”という内容のワイドショーが流れておりました。
最初は出演を渋っていたヴィレッジ・シンガーズも主催者の熱意に折れて出演したらしいのですが、
モザイクの上からも明らかにニセモノの方に好感を持ってしまったのは私だけでしょうか?
定食屋のおばちゃんの「ニセモンの方が歌うまいがな!」という言葉にただ頷き、
ショーケースからもう一品、マコガレイの煮付けを取り出す私でありました。
マコ、甘えてばかりでご免ね。