幸介からのメッセージ2001/07/07

 僕は、昔の自分に感心がない。
昨日の自分にすら興味が持てない。
箱船は去ったはずだった。帰ってきた箱船なんて、まったくたちの悪い冗談としか思えない。
 心がざわざわして、落ち着かない日が続いていた。
 先日、ツアーの合間をぬって、敬愛する小津安二郎の墓を訪ねた。花を手向け、手を合わせる。閉じた目をあけたとき「無」と大きく一文字だけ刻まれた、まさにその一文字が胸にとび込んできた。ぐっときて、すぅっと心が静かになった。

 ニュースをひとつ。
 僕のアルバムのデザインを担当してくれている日下潤一氏の個展がある。彼の本業はブックデザイナー/装幀家である。
その仕事はいつも素晴らしい。疑いもなく素晴らしい。今回、個展用に制作された本の中には、森英二郎氏との絵の本もあるらしい。
 彼もまた、"美しい絵を描く人達がいる"のモデルのひとり。となれば、幸介ヘッズなら気になるでしょう?

 

2001/7/7

 

「絵と本」 日下潤一個展
◎HB GALLERY
  渋谷区神宮前4-5-4
  原宿エノモトビル1階
  電話・ファックス 03-5474-2325
◎7月13日(金)~18日(水)
午前11時~午後7時(最終日は午後5時まで)