Welcome!

金森幸介は酒を飲まない。
コンサートの打ち上げ以外で、彼の姿を酒場で見かけることは無いだろう。
「今夜、一杯どう?」とお猪口を持つ恰好をしてみせるサラリーマンのように
人差し指と親指で丸をつくって、僕は彼をドーナツショップへ誘う。
かくして、二人の五十男が、今夜もドーナツショップのカウンターに座るのだ。
そこで交わされる会話から垣間見られる金森幸介のスイートな一面を
このコーナーではご紹介する事にしましょう。
三十話での完結が目標ですので、よろしく。
ドーナツショップへようこそ!