エピソード24 橋と仏像と私

このHPのトップページに使われている金森幸介のポートレートは
長年、関西の音楽シーンを撮り続けてこられたカメラマン、糸川燿史氏の作品である。
金森幸介がオフィシャルな場で使用する写真は全て糸川氏の手になるものだ。
改めて思うが、金森幸介を取り巻く人たちは皆、超一流のプロばかりである。
肝心の幸介氏は?といえば、
腕は一流、人気は三流、ギャラは超五流といったところだろうか。

以前、モデルとなる人が選んだ橋をバックに撮影するという糸川氏の企画があった。
幸介氏の他にも、何人かが依頼を受けたらしいが、詳しくは知らない。
その時、彼が選んだのが、十三(じゅうそう)大橋だった。
関西在住の方以外には、耳に馴染みの無い名前だろう。
大阪市の北を横切る淀川に架かる鉄橋だ。
都心である梅田から、十三大橋を渡れば、歓楽街として有名な十三の街である。

♪ネエチャ~ン ネエチャ~~ン 十三~のネエチャ~ン
と、藤田まことのヒット曲にもなっている、そんな街だ。(どんな街や)
東側を阪急電車が並行して走っているその橋を、
私なんぞは、いつも何の気もなく渡っていたのだが、
出来上がったモノクロの写真を見て、驚いた。

こんな景色が大阪にあったのか!
ここはパリーかロンドンか?はたまたローマかニューヨーク
そこらの場末の橋などカスリもしない存在感。
それはまるで剥き出しのボルトで紡がれた鋼鉄の虹...
遠景に浮かぶキタの高層ビル...そして佇むしょぼくれた男...

切なくも美しい、ハードボイルドな世界がそこにあった。
私の大好きな写真である。
いつか糸川氏の了解を得て、ちゃんとした形でみなさんにご覧いただきたい。

分かる人にはやはり分かるようで、後に公開された
市川準監督の映画「大阪物語」の沢田研二が自転車で走るシーンで
十三大橋が使われていた。

金森幸介は橋に限らず、美しいデザインの建造物を愛してやまない。
これは私も同類なのだが、社寺仏閣、仏像なんかも大好きだったりして
ああ、よろしいなあ。仏像は...仏像は嘘つけへんもんなあ。
人間は嘘つくけど...(オイオイ、なんかあったんかい!)

このHPで「金森幸介と行く 飛鳥 斑鳩 仏像探訪の旅」
っていうのを企画したら、参加する人いますか? 特に女性の方で...
おるわけ無いっちゅうの!
参加者全員に特製「幸介くん携帯ストラップ」プレゼント...
だから要らんっちゅうの!!