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エピソード25 君ってダンドリくんやね

ドーナツショップが閉店してしまった深夜
我々は、とあるお店でパンケーキを食す。
いわゆるホットケーキである。(やっぱり甘いもん好きなのね)
メイプルシロップとナイフとフォークが添えられている。

私「幸介って、最初に全部切ってから食べんねんなあ。」
幸「ああ、こうしといたら、いちいち両手使わんかてええやろ。」
私「ふ~ん、君ってダンドリくんやね。お好み焼きもそうすんの?」
幸「いや、お好み焼きの場合はやな、片手で食べれるから、その都度切るねん。」
私「ふ~ん、ほんまに君ってダンドリくんやなあ。」

確かに理には適っているのだが、
等分に切り分けられたパンケーキを見ながら、
(こんな几帳面なシンガーソングライター、多分売れへんわな。)
と、内心思う私であった。

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